越境ECの課題とは?物流をメインに5つの課題を紹介

Transportation and Logistics!

世界中で市場が拡大している越境ECというビジネスがあるのをご存じでしょうか?越境EC とは、インターネットを利用することによって、外国に在住している方に商品を提供するビジネスのことを指します。

中でも、越境ECにおいて、物流の問題が重要視されます。なぜなら、越境ECは物流なしでは成立しないビジネスであるからです。ここでは、越境ECの物流の特徴と、越境ECならではの課題とその課題の解消方法について解説していきます。

越境ECの主な課題5つを紹介

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越境ECビジネスを運営していく上での課題は、主に5つあります。

  • 集客が困難
  • 国によって法律が異なる
  • 物流の課題
  • 言語の壁
  • 市場調査が難しい

ここからは、上記の課題について詳しく解説していきます。

集客が困難

越境ECビジネスを展開するにあたり、集客の方法に工夫をする必要があります。なぜなら、インターネット上に存在するWEBサイトは非常に数が多く、競争率が高いからです。

競争率が高いため、インターネット上で自身のWEBサイトにたどり着いてもらうことは困難となり、集客が非常に厳しい状況です。

また、ビジネスを展開する国の越境ECプラットフォームを利用する場合においても、他の登録業者と競争する必要性があります。

国によって法律が異なる

文化や経済政策が国によって異なるのと同様に、法律も国家によって異なります。

越境ECビジネスが普及している中国やアメリカのように越境ECに関する法律が整備されている国もあります。対して、越境ECビジネスが確立していない発展途上国などでは越境ECに関する法律が整備されていない場合も多いです。

越境ECに関する法律が整備されていない場合は、入念に物流や輸出入に関する法律をチェックする必要があります。

物流の課題

越境ECビジネスを展開する場合に、物流が必ず関連してきます。物流なしには、越境ECのビジネスを展開することは不可能です。

では、越境ECのビジネスを展開する場合には、物流面でどのような問題があるのでしょうか?物流面における課題は下記のようになっています。

  • 手続きに手間がかかる
  • 配送が完了するまでに時間がかかる
  • 輸出入できる商品が限られている

ここからは、上記の課題について具体的に解説していきます。

手続きに手間がかかる

物流をする上で税関を通じて、商品を輸出入する必要があります。その際に、書類の記入などの手間がかかります。

手まではありますが、商品の輸出入の際に書類をしっかりと記入しなければ、商品が消費者の手元に届くことはありません。そのため、書類の記入は怠らないようにする必要があります。

配送が完了するまでに時間がかかる

越境ECビジネスは海外の方を取引対象にしています。そのため、消費者が商品を注文してから、届くまでに時間がかかるという問題が挙げられます。

商品が届くのが遅いと、商品のレビューに影響したり、クレームの増加に繋がります。商品を注文してからの配送時間を短縮するような工夫が必要になります。

輸出入できる商品が限られている

各国によって、取引ができる商品が異なってきます。例えば、日本では販売や輸出が許されている商品でも、他の国では商品の輸入や販売が規制されているということもあります。

商品を販売する前に、必ず商品の販売・輸入が規制されていないか確認をすることが必要になります。

言語の壁

海外でビジネスを展開する際には、事業展開国の主要言語が重要になってきます。なぜなら、事業展開国の言語は、商品の説明やサイトの案内をする際に必要になるからです。

また、消費者から質問やクレームを受理した際にも、主要言語を理解できていなければ対応することはできません。

市場調査が難しい

越境ECで大きく成功するためには、現地の情報を収集する必要があります。現地の情報収集をする際は、少なくとも下記の情報を収集するようにしましょう。

  • 国民の需要
  • トレンド
  • 供給量が少ない商品

主要言語が違うということや年齢層によって需要が高い商品が異なるということが挙げられますので、情報収集をしっかりして市場調査をしていきましょう。

越境ECの物流の特徴

越境ECビジネスを運営して行く上では、海外の物流の特徴について知る必要があります。海外の物流の特徴には、下記のことが挙げられます。

  • リードタイムが国によって違う
  • 荷物の扱いが雑
  • 関税の手続きがある
  • 越境ECの物流を優遇してくれる国がある

ここからは、上記の特徴について詳しく解説していきます。

リードタイムが国によって違う

リードタイムとは、商品がその国に届くまでの合計時間のことを指します。そのため、距離が離れるほど、リードタイムも長くなります。リードタイムは、事前に調べておくようにしましょう。

また、国の情勢や利用する配送企業によってもリードタイムが変化するということを理解しておきましょう。

荷物の扱いが雑

海外配送を利用する場合は、荷物の扱いが雑な地域が多いことを知っておきましょう。例えば、空港などでは、商品を投げている場面が印象的です。

そのため、壊れやすい商品を販売する場合には、商品が破損しないように梱包する必要があります。また、梱包方法を工夫した上で、「壊れやすい」などの表記をつけるようにしましょう。

関税の手続きがある

海外で物販ビジネスを展開する場合には、関税を避けて通ることはできません。関税は輸出入をする度に手続きが発生します。

連続で輸出入を繰り返していると関税の手続きが面倒に感じます。しかし、関税の手続きをしなければ、商品を消費者の手元に届けることはできませんので、しっかりと手続きをしましょう。

越境ECを優遇してくれる国がある

越境ECは市場が拡大しつつあるビジネスです。中には、越境ECのビジネスを支援する国もあります。例えば、中国では越境ECの商品に対して、軽減税率を適用するなどが挙げられます。

越境ECを優遇してくれる国で、ビジネスを展開することがプラスになるということも視野に入れておきましょう。

越境ECの課題を解消するには?

ここまで、越境ECの課題について具体的に紹介してきましたが、どのようにすれば課題を解決できるのでしょうか。

越境ECの課題の解決策は、主に3つあります。

  • 専門家を雇用する
  • 現地に倉庫を持つ
  • SNSを活用する

ここからは、上記の解決策について詳しく解説していきます。

専門家を雇用する

現地の法律や言語の理解が困難な場合は、その分野においての専門家の雇用を検討しましょう。例えば、現地の弁護士や通訳者を雇用するなどのことが挙げられます。

専門家を雇うことによって、自身の一つ一つの業務の負担が軽減される上に、ミスを起こすリスクも減少します。しかし、専門家を雇う前に自分自身が一定以上の知識を身に付けることも必要です。そのため、言語や法律も含め、さまざまな知識を身に付けておきましょう。

現地に倉庫を持つ

資産に余裕のある方は現地に倉庫を所持することを検討しましょう。現地に倉庫を所持することによるメリットには、下記のようなことが挙げられます。

  • 配送の時間を短縮することができる
  • 商品を貯蔵することできる
  • 手続きの手間を減らすことができる

商品の配送時間を短縮することによって、消費者からの評価を良くすることができます。また、一回の手続きで大量の商品を輸出することができるので手間が省けます。

上記のことから、倉庫を保有することによってさまざまな問題を解消することができます。

SNSを活用する

情報収集や自社の商品を宣伝するには、SNSを活用することが有効的です。なぜなら、SNSは世界の多くの方が利用しているリソースだからです。

また、SNSで活躍しているインフルエンサーなどに商品の宣伝を依頼することによって、多くの方へ商品をアプローチすることができます。

加えて、SNSを通じて、現地の需要やトレンドを国内にいながら知ることができますので、越境ECビジネスを展開したい方は、現地で主要なSNSを利用することが必須になります。

まとめ

ここまで、越境ECの物流の特徴に加えて、越境ECの課題とその課題を解決するための方法について具体的に解説してきましたがいかがでしたでしょうか?

越境ECは、世界で注目されているビジネスであるため、多くの方が越境ECビジネスに参入している状況です。しかし、越境ECのビジネスには、さまざまな課題があるので、まずはその課題を解決する必要があります。

特に、自社の存在を知ってもらうためには、その国家で普及しているSNSを利用することが効果的です。SNSを積極的に利用して自社の存在をアピールすることが越境ECでは重要となります。

越境ECビジネスに参入する際には、積極的にSNSを活用していきましょう。

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