「越境ECを運営する自信がないからサポートを受けたい」
「越境EC運営を代行してくれる会社を知りたい」
このような悩みはありませんか?越境ECの運営は海外のルールが適用されるため、国内ECに比べてハードルが高い傾向にあります。
また、参考にできる成功事例が少ないということもあり、運営する上ではさまざまな困難が伴うでしょう。
越境ECの運営に自信がない場合は、代行企業に依頼するという選択肢があります。専門的な企業に依頼すれば、越境ECで売上を伸ばすためのマーケティング、各国の翻訳サポート、直接的な運営サポートなど、さまざまな支援を受けることが可能です。
空いた時間で自社サービスの開発を進めることもできるため、越境EC運営のサポートを受けるのも1つの手だと言えます。
そこで今回は、越境EC運営をサポートする代行企業の選び方、おすすめ代行企業7社を解説します。最後までご覧になることで、自社のビジネスモデルに適した代行企業が見つかるはずです。
目次
越境EC運営をサポートする代行企業の選び方
越境EC運営をサポートしている企業は複数存在します。複数の代行企業から選択する必要があるため、企業選びに迷ってしまう方も多いはずです。
代行企業を選ぶ際は、以下3つのポイントを意識しましょう。それぞれのポイントに注力することで、自社に合った代行企業が見つかるはずです。
- 進出する国に対する内部事情の理解
- 長期的なサポート体制の有無
- 代行に関するトータルコスト
選び方のポイントを1つずつ解説します。
選び方1.進出する国に対する内部事情の理解
意識すべきポイント1つ目は、進出する国に対する内部事情の理解です。当たり前ですが、越境ECでは進出する国によって法律やルールが異なります。
内部事情を知らない状態で越境ECを運営してしまうと、大きなトラブルにつながるリスクがあります。また、トラブルを招いてしまうだけでなく、現地顧客のニーズを理解していなければ、売上を大きく伸ばすことはできません。
そのため越境ECを運営する上では、この内部事情が特に重要となります。しかし、内部事情の理解度は代行企業によって大きく異なります。
内部事情を知らない会社に依頼した場合、大きな損失を招いてしまう可能性があることから、必ず内部事情の理解度を確認しておきましょう。
選び方2.長期的なサポート体制の有無
代行企業に依頼する際は、長期的なサポート体制が整っているのかどうかをチェックしましょう。越境EC運営は継続的に行う必要があるため、長期的なサポート体制の有無が重要となるのです。
越境EC運営では「サイトの立ち上げ」が特に大切ですが、その後の販売戦略や顧客へのサポートなど、継続的な運営も重要となります。
また、越境EC運営は国内ECとは勝手が大きく違うため、運営していく中で課題点が幾度となく見つかります。これら継続的な運営に苦戦する企業が多いため、代行企業に依頼する際は長期的なサポート体制の有無がキーポイントとなるのです。
事前に代行企業ごとのサポート体制を確認し、長期的な支援を受けられる企業を見つけましょう。
選び方3.代行に関するトータルコスト
代行企業を選択する場合、代行に関するトータルコストも重要です。代行企業によってサポート内容はさまざまであり、代行にかかるコストも異なります。
例えば、月額10万円で幅広くサポートしてくれる企業もあれば、月額数万円でほとんど支援してくれない企業も存在します。サポート内容とトータルコストの両方を確認し、自社のビジネスモデルや目的に合った代行企業を選ぶことが大切です。
また、「コストが高ければサポートが良い」というわけでもないため、必ずサポート内容とトータルコストのバランスを考慮しましょう。
【7社】越境EC運営をサポートするおすすめ代行企業一覧
越境EC運営の代行企業を全部で7社紹介します。それぞれの特徴を十分に確認し、自社に適した代行企業を見つけましょう。
1.株式会社エス・エー・アイ
「株式会社エス・エー・アイ」は、物流や在庫管理に関するサポートを得意とする代行企業です。越境EC運営をサポートする際は、「越境EC中間システム」というサービスを利用します。本サービスは日本側のシステムと自動連携することで、越境ECの運用負担を大幅に削減します。また、運用負担の削減以外にも、在庫連動や会計連動、物流サポートなどを実施。
そのほか、以下のようなサポートも取り扱っています。
- 電話やメールなどのサポート
- ソフトウェアの不具合などのサポート
- データのバックアップサポート
なお、中国の「天猫国際(Tmall Global)」やアメリカの「eBay(イーベイ)」など、さまざまな越境ECに対応しています。サポートの参考価格は以下の通りです。
- 初期導入費用:60万円〜
- 月額利用料金:10万円〜
2.株式会社飛躍
「株式会社飛躍」は、世界トップクラスのシェアを持つ「Shopify」のサポートを得意とする代行企業です。
日本参入の初期から「Shopify」とパートナーシップを結んでいるため、豊富なノウハウを活かしたスムーズなEC展開を可能にします。主なサポート内容は以下の通りです。
- 越境EC運用ほぼすべての業務委託
- ECサイト内のカート入れから購入までの導線作り
- Shopifyとスマレジを連携する在庫連携アプリの使用
「Shopify」への参入を考えている方は、株式会社飛躍への代行依頼を一度検討してみてください。
3.株式会社エフカフェ
「株式会社エフカフェ」は、中国向け越境EC運営のサポートに力を入れている企業です。越境ECの運用歴は12年以上、運営企業実績は70件以上であるため、越境EC運営に関する豊富なノウハウを有しています。
主に提供しているサービスは、「天猫国際(Tmall Global)」と「天猫(Tmall)」の運用サポートです。中国の越境EC市場が盛り上がる前からサービスを提供しており、豊富な経験値とスキルを抱えています。
中国の市場規模は世界的に最も盛んであるため、上記2つの越境ECにうまく参入できれば、売上を大きく伸ばすことができるでしょう。中国向け越境EC運営を考えている方は、「株式会社エフカフェ」をご検討ください。
4.株式会社ECコンサルカンパニー
「株式会社ECコンサルカンパニー」が手掛ける支援サービスでは、越境EC運営に関する商品の販売や配送、翻訳などの幅広いサポートを実施しています。
そのほか、取り扱っている主なサポート内容は以下の通りです。
- 海外市場のリサーチ
- ネイティブ対応の翻訳
- リスティングやSNSを利用したマーケティング
- 対象国のトレンドに合わせたページ制作
- 購入予定者や購入後の問い合わせ対応
英語圏を中心としたサポート内容が充実しています。無料相談の窓口が設置されているため、「越境ECへの参入を考えているけど不安がある」という方は、ぜひ一度相談してみてください。
5.トゥルーコンサルティング株式会社
「トゥルーコンサルティング株式会社」は、Amazonや楽天、Yahoo!ショッピングなどに注力したコンサルティング会社です。EC・通販の業績アップを全面的にサポートしてくれます。
また、越境ECに関するサポートだけでなく、以下のようなサポートにも対応しています。
- 不明確な点における事業可能性診断のサポート
- ECサイトの規模拡大に向けたマーケティングのサポート
越境ECでの対応言語は英語と中国語がメインですが、それ以外にもタイ語やベトナム語といったように、幅広く翻訳をサポートしています。
そのため、「アメリカと中国以外に向けた越境ECをスタートさせたい」という場合におすすめの代行企業です。
6.株式会社いつも
「株式会社いつも」は、ECサイト運営の多数実績を持った代行企業です。その豊富なノウハウを活かして、越境ECの運営を全面的にサポートしてくれます。
具体的には、ECサイトの立ち上げやサイト運営、マーケティングなどがあげられます。それ以外にも、同社では以下のような代行サービスを行っています。
- 商品ページ作成/更新/登録
- 広告バナー作成
- トップページ更新
- ランディングページ作成/更新
- イベント対応特設ページ作成
ECサイト運営に関する多数のサポートを受けられるため、「ECサイトの立ち上げから長期的な運営まで支援してほしい」といった方に適しています。
なお、サポートに対応している国としては、中国やアメリカ、台湾、香港、ベトナムなど、複数の国があげられます。
7.NHN SAVAWAY株式会社
「NHN SAVAWAY株式会社」では、中国・韓国向けの越境EC運営サポートに重きを置いています。韓国最大の新世界百貨店「SHISEGSE MALL」や「11番街」、「Qoo10」など、多数のオンラインモールに対応しています。
また、それ以外にもAmazonや楽天、Shopifyなど、世界的に有名なECサイトへの参入も可能です。さらに各種ECサイトの運用から受注管理、在庫管理などのサポートを受けられます。
特に中国・韓国向け越境ECの進出を考えている方は、本サービスを一度検討してみてください。
まとめ
本記事では、越境EC運営をサポートする代行企業の選び方、おすすめ代行企業7社を解説しました。
- 株式会社エス・エー・アイ
- 株式会社飛躍
- 株式会社エフカフェ
- 株式会社ECコンサルカンパニー
- トゥルーコンサルティング株式会社
- 株式会社いつも
- NHN SAVAWAY株式会社
越境EC運営をサポートする代行企業は複数存在します。自社に適した代行企業を見つけるためには、参入する目的を明確にした上で、本記事で解説した3つの重要ポイントを意識する必要があります。
また、代行企業それぞれの特徴を理解し、サポート内容やトータルコストを比較してみましょう。代行企業によっては無料相談を受け付けているため、迷っている方は一度相談してみてください。